カテゴリ:政府観光省( 3 )

先般、新しい観光大臣の就任についてご紹介させて頂きましたが、
◆(過去エントリー)新しい大臣が就任されました◆
以前の観光大臣のDr. G.G.Jamalはどうされているのか?」というお問い合わせを頂きました。


...うそです。

そのようなお問い合わせはモチロンなかったわけですが、お伝えしたいので、書きます!


e0044187_349034.gif現在Dr. G.G.JamalはMiniser for Culture、文化省の大臣を務めておられます。

文化省の管轄下にはDepartment of Archaeology & Museumsがありますので博物館関係は観光省ではなく文化省の管轄となるわけです。

ですからまだまだツーリズムとの関係はあるわけです。

私達も心強い限りです!


さて、大臣が変わられたあとしばらくして
PTDC(パキスタン観光公社)の長官も変わりました

新しい長官はMr. Salman Javed(サルマン・ジャヴェイド)という方で、パキスタン航空から抜擢された長官となります。

これまでの観光公社の長官というと、
警視庁からの出向だったり、退役軍人さんだったり...という感じで
そもそも観光業がどういったものか...ということを理解して頂くまでにかなりの時間がかかって
やっと理解して頂いたと思ったらアラ交替...という状況だったのですが
今回は航空畑出身の方ということでかなり期待していました!


・・・ところが、フタを開けてみるとかえって大変だということが判明。

観光公社の「公」の役割そっちのけで、
既存の旅行会社達と張り合おうとする人物だという噂が聞こえてきました( ̄□ ̄|||)


なにやらパッケージ旅行を売ろうとしているとか...!!


発想の着眼点が独創的すぎて、あいた口が塞がらないとはこのこと...。

何だかんだ言って、やっぱり同業者同士というのは共通言語があるものです。
例えばバチバチ火花を散らすような競合会社同士であっても、
一緒に御飯でも食べながら話をしていると
問題意識とか、怒りの着眼点とか、目標とか、結構似通っていたりして
まあ同業者っていうのは、そういうもんなんだな~と思うわけです。

こうして私がパキスタン人のむくつけき男子達の間に居てさえ
彼らに対して「やっぱり同業者だな~~」とシンパシーを感じるわけです。


でもPTDCの新しい長官に対する評価は
誰から聞いても、「議論のレベル以前の問題」という冷たいもの。


さて、どうなることでしょう。PTDC。

ところで、PTDCの前の長官Brig. Hashim(この方は元陸軍准将という軍人です)は
突然のPTDC長官降板のショックも覚めやらぬうちに、
退役軍人達で経営する旅行会社を立ち上げるという
ビックな計画を打ち上げておられます!!!


先日も弊社にお越し下さって、その計画を熱く語っておられました!

ま、まじですか??
・・・と驚いたのですけれども、
きっとツーリズムって誰でも簡単にスタート出来るような気がするんでしょうね。

確かにホテルを予約したり、飛行機を予約したり、
そういうことって別に旅行業の知識がなくても一般の方が出来ることなので
「そのくらいのことなら朝飯前!自分にだって簡単に出来る!」と思われるのも無理はありません。

そういう意味では敷居が低く、間口の広い産業ですよね、観光業って。

さて2006年下期のパキスタンツーリズムの行方はいかに??
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by pakistan_tourism | 2006-06-13 12:43 | 政府観光省
ガンダーラウィークの期間中に観光大臣が交代となりました。

e0044187_13583571.gif新しい大臣はニロファー・バフティアール(Mrs. Nilofar Bakhtiar)という女性の大臣です。

先日、ガンダーラウィークの閉会式での大臣スピーチを拝聴しましたが、

「す、すごい!!」

とても迫力のある魅力的なスピーチでした。

なんと言うか政治家らしいパンチの効いた演説で、聴衆がグッとひきつけられる内容です。
スピーチを聞いた誰もが「この大臣について行こう」と思ったに違いありません。

しかしながら、トップと周辺の脇を固める次官・次官補がどんなにしっかりしていても、末端が腐敗していては物事はなかなか進みませんから、今の大臣の勢いがいつまで続くか興味深く見守っているというのも事実です。是非ともこれまでの大臣が成し遂げられなかった積極的な変化を起こして頂ければと願っております。
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by pakistan_tourism | 2006-05-04 13:56 | 政府観光省
今日のインターネットDAWN誌に「パキスタンはトルコと協力して観光業の発展を目指す」という記事が掲載されています。

http://www.dawn.com/2006/02/27/top16.htm

<本文>
Pakistan, Turkey to cooperate in tourism

ISLAMABAD, Feb 26: Federal Minister of Tourism Dr Ghazi Gulab Jamal on Sunday said Pakistan and Turkey had agreed to cooperate and support each other in the promotion of tourism and take necessary steps to increase mutual tourist flow between their countries.

This was decided in the third meeting of Pakistan-Turkish Joint Commission on Tourism held in Turkey, says a press release issued on Sunday.

The minister said both countries would take measures to enhance cooperation between Travel Agencies Association and other professional tourism institutions and associations operating in both countries.

He said both countries would also exchange the available information and experiences in the field of tourism promotion, planning and marketing activities.—Our Reporter

つまり、パキスタンとトルコとが手を取り合って、両国間での観光客の往来を目指すというものなのですが、果たしてどうでしょうか。

こんなことを書くと大臣にお叱りを受けてしまうかもしれませんが、トルコは本気です。
パキスタンとは比べ物にならないほどに、彼らは有言実行の人々です。

それは2月17日付けのトラベルビジョンのニュースレターを見ても明らかです。

◆トルコ、05年の日本人訪問者数が過去最高、11万6981人を記録(02.17) << 別ウィンドが開きます!

この記事によりますと、トルコへの2005年の訪問者数が過去最高の11万6981人を記録したとのこと。この数字は前年比81.9%増なのだそうです。

外国人全体での訪問者数も同じく過去最高の2150万人をマークしたとか。

コレはスゴイことですよ。
9・11以来、イスラム教国家が観光客の誘致に苦戦を強いられている中で、過去最高をマークするとは並大抵の努力ではありません。しかもパキスタンのように「1万人が2万人になったら過去最高!」というレベルではなく「6万人台を11万人台に」したのです。

実のところ私は2004年に、パキスタン政府観光省の政策草案や国会議員さんの国会質問用(<<こんなボランティアもしてるんですよね。時々。)にトルコのケース・スタディ・データを何度も何度も提出していたのです。

(多分誰も真面目に読んで下さってないと思うのですけれども...。(;´д⊂) )

それによりますと

■2003年11月15日
 イスタンブール市内にてシナゴーグ爆破事件

■2003年11月20日
 イスタンブール市内にて2度目の爆破事件
    ※日本国外務省の安全情報が「渡航の延期をお薦めします」に。

■2003年12月12日
 トルコ航空とトルコ大使館とトルコ政府観光省が東京にてセミナーを開催。
 旅行業関係者ならびにプレス関係者を招待して、イスタンブールの安全状況を報告。

■2003年12月中旬
 トルコ観光大臣Mr. Erkan Munjuが来日予定。
 (実現したのかどうか、私は残念ながら知りませんが...。)
 来日の目的は外務省へ危険度の引き下げを要請するため。

■2004年2月17日~22日
 政府観光省とトルコ航空がJATA(日本旅行業協会)の副会長を団長とする一団をトルコへ招聘。
 1)トルコ政府観光省とのミーティング
 2)ホテルのセキュリティ状況の視察
 3)レストランのセキュリティ状況の視察
 4)空港設備の視察

■2004年2月25日
 上記JATA視察団が日本国外務省を訪問し、トルコ訪問の報告書を提出。
 ツーリズム再開の可能性を示唆。

■2004年4月1日
 外務省の安全情報引き下げ。ツーリズム再開。

こうして、トルコ政府観光省の取り組みによって、外務省の定める安全情報が驚くほど短期間に下がったのです。

それに引き換えパキスタンを見てください。 (〃´o`)=3

2001年9月11日の世界貿易センタービルの崩壊の時点で既に「容疑者はオサマ・ビン・ラディン」とささやかれるやいなや、パキスタンの危険度が日に日に1から2、2から3、3から4と毎日上がって、ついには「国外退避」通告が出てしまいました。

パキスタン国内で何百人もの犠牲者を出すような爆破事件がおきたというわけではないのに、こうして危険度ばかりが上昇して、ついには国外退避です。

まぁ、あの911のショッキングな事件が起きた直後ですから、こういった万全を期しての反応は当然のことでしょう。理解できます。

その後、ゆるやかに危険度が見直されはしたものの、未だに一部地域を除いては「渡航の是非を検討して下さい」(旧来の危険度2)以上です。桃源郷フンザも未だこのレベルのままなので、ツアーが組めないで居る旅行会社さんも多いのです。

そのままもう2006年ですよ。

5年近くもこの状況に甘んじているパキスタンと、5ヶ月以内に状況を善処したトルコ。

もうこれは真剣さが違いますよね。

ここで手を結んだことで、少しはトルコから姿勢を学んでもらいたいと切実に思います。

最後にトルコのツーリズム発展の40年史をご紹介します。

1963年 
  計画経済の開始と共にインフラの改善に重点
  宿泊施設の向上、観光従事人材の育成

1981年 
  世界の観光収入に占めるトルコの割合は0.3%(US$300million)

1983年 
  観光促進法(Tourism Encouragement Law)施行
  トルコ国民および外国資本による観光部門への投資の奨励

1990年 
  世界の観光収入に占めるトルコの割合は1.0%(US$3.2 billion)

2001年 
  世界の観光収入に占めるトルコの割合は1.9%(US$8.9 billion)

1.9%がそんなにスゴイのかといわれるかもしれませんが、イスラム圏ではダントツのトップですし、これは大健闘の数字です。多分、今ではとうに2%を越えていると思います。

ちなみに、ご参考までに...。

2001年 
  世界の観光収入に占めるパキスタンの割合は0.0002%(US$92 million)

 (〃´o`)=3 (〃´o`)=3 (〃´o`)=3 (〃´o`)=3

こんな両国が手を結ぶというのは、まぁトルコにとって損になることはあってもパキスタンにとってマイナスになることはなさそうですよね...。

トルコ政府観光省の皆様、パキスタンを宜しくお願い致します!
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by pakistan_tourism | 2006-02-27 18:08 | 政府観光省